メリットから紐解く准看護師の将来性

准看護師の最大のメリットは、資格取得までの期間の早さです。
まず准看護師は、最終学歴が中学校でも取得できます。その後准看護師養成所2年間1890時間の授業を修了すると、都道府県で行われる試験を受けることができます。
中学卒業後2年で資格取得が可能となるので、時間や短縮、学費も抑えることができます。できるだけ早く仕事に就きたい人や経験を積みたい人におすすめです。

もうひとつのメリットは、准看護師養成所の制度にあります。
准看護師養成所は、働きながら通うことが可能です。全日制の学校の他に半日制学校もあるので、自分の仕事や育児、介護に合わせて選ぶことができます。
働きながら自分の力で資格を取りたい人におすすめです。また、奨学金制度を利用することも可能です。

しかし、准看護師は正看護師とほぼ同じ時間業務を行っても給料が正看護師よりも低く、また正看護師のような昇格も見込めません。
さらに高校進学が当たり前となってきた現代では、准看護師の就業者数は減少傾向にあります。

ただ、ここでもう一度准看護師のメリットを考えてみると、少し違った見え方ができます。
現在日本では高齢化が急激に進み、慢性的な看護師不足に陥っています。さまざまなライフスタイルの人が早く資格を取得できるため、准看護師は看護師不足の救世主と言える人材です。
「看護師になりたかったものの、当時は事情があり資格なんか考えられなかった」「育児や介護を経験してから看護の仕事に興味が出てきた」など、さまざまな理由からいつ准看護師を目指しても資格取得が叶います。さらには准看護師になった後に正看護師を目指すこともできるので、キャリアアップはいつでも可能です。

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